立花

はじめに、書かなくてはならないこと。

 

癌で闘病していた伯母が亡くなった。

生まれた時からずっと近くにいて、

親戚同士も仲良しなのでいろんなところへ遊びに行ったり、ご飯をする仲だった。

近しい存在を亡くすのは、

おばあちゃんたち以来のことで、

しかもこんなに早くなんて想像もしてなかった。

とにかく明るくて意志の強い人だったので、

たまにパワーに負ける時もあったけど(笑)

「早くいい人出来るといいねー」って、

私の将来も気にしてくれてたな。

 

そして何より、残された伯父といとこのお姉ちゃんたちのことを考えるとすごく辛い。

姉妹であるもう一人の伯母、母もそう。

辛さの重みが違うと思う。

 

葬儀が終わり少し落ち着いて、

これからの将来について深く考え始めた。

一人で生きていくだろうって、思ってたし

遊びみたいな恋愛でいいやとも思ってた。

でも、身内に何かあった時に

頼れない関係って意味ないな。

 

神話的な考えかもだけど、

善良にしていれば

善良な相手と会えると信じて生きていこう。

 

そして始まった魔の三ヶ月。

この時期はどう足掻いてもうまく行かない。

ひっそりと、堅実に。

ご褒美で指輪を買おう。

これから頑張るための魔法の指輪。